【シーズン振り返り  

怪我の影響もあり、ラウンド4と5の16試合のうち、私は7試合しか出場することができませんでした。一時期と比べてポイントも減少し、最終的にレギュラーシーズンは31試合出場、7ゴール6アシスト、計13ポイントという結果でした。 
チーム・トルンはレギュラーリーグ5位でシーズンを終えました。序盤は7位だったので、最終的には少し順位を上げることができました。 

プレーオフ: vs Jastrzebie(レギュラーシーズン4位) 
※4勝先取で準決勝進出 

・第1戦(2/24・アウェイ)1−5 ● 
・第2戦(2/25・アウェイ)3−5 ● 
・第3戦(2/28・ホーム)2−1 ○ 
・第4戦(3/1・ホーム)2−1 ○ 
・第5戦(3/4・アウェイ)1−4 ● 
・第6戦(3/6・ホーム)3−5 ● 

プレーオフでは、より一層フィジカルな戦いが求められ、感情を剥き出しにしたプレーが繰り広げられました。特に最初の2試合は、相手の強烈なプレッシャーに対応できずに敗戦。 
それでもチーム全員が「まだ終わっていない」と前向きに切り替え、第3戦・第4戦では見事に連勝することができました。 
私は自陣に放り込まれたパックへの対応が少し遅いと感じ、コーチにお願いして、ブレイクアウトに関する映像を見せてもらいました。 
その中で、バックハンドでパックを守る体勢からの解決策を一つ見つけ、自信を持って第3戦に臨むことができました。 
実際、第3戦と第4戦ではチーム全体の判断も早く、プレッシャーをかけ続けることができました。ビデオで学んだバックハンドのプレーも2回実行でき、コーチが笑顔でハイタッチをしてくれたのはとても嬉しい瞬間でした。 
第5戦と第6戦では再び相手のプレッシャーに苦しみ、残念ながらプレーオフは1回戦で敗退。それでも全力のぶつかり合いを6試合経験できたことは、大きな財産となりました。 

【成長と学び  

もっと活躍できたという悔しさはありますが、それ以上に、今後の成長につながる大きな経験を積むことができました。 
特に、 

・怪我や体調不良時に、どの程度休み、どの程度リスクを取るか 
・連戦が続く時期に、休息とトレーニングのバランスをどう取るか 
・栄養管理やセルフマネジメント 
・必要なことは、相手にどう思われようともきちんと要求する姿勢 

など、プレー以外でも数えきれないほどの学びがありました。 
アジアリーグでは週末に試合が集中し、週明けにトレーニング時間が取れましたが、ポーランドリーグでは、移動と試合、短い休みの繰り返しで、より計画的な身体の管理が求められました。 

【感謝の気持ちを込めて  

このシーズン、たくさんの人に支えてもらいながら挑戦することができました。 
東北フリーブレイズ、応援してくださったファンの皆様、一緒に頑張る日本の仲間たち、家族、友人、トルンのチームスタッフ、チームメイト、街の方々。 
本当に多くの方に支えられて、心から感謝の気持ちでいっぱいです。 
今年は特に、皆さんの愛を強く感じる一年でした。今振り返れば、どんな苦しい瞬間も、美しい経験だったと感じます。 
これからも、皆さんに何か良いものを届けられるよう、精一杯努力し続けます。 
今年も本当にありがとうございました。