10月27日の試合後、1週間ほどの休みがありました。 
私は以前から行きたいと思っていたアウシュビッツ=ビルケナウ国立博物館を訪れました。 
アウシュビッツは、第二次世界大戦中にナチス政権が設置した最大規模の強制収容所です。 
「この出来事がほんの数十年前に本当に起きていたんだ」と強く実感しました。 
展示を見る中で、これは決して遠い過去の話ではなく、私たち一人ひとりにも関係のある出来事だと感じました。 
ポーランドを訪れた際は、ぜひ一度足を運んでみてほしい場所です。 

【ラウンド3の振り返り】 

今回のラウンド3は、17日間で8試合というハードなスケジュールでした。 
そのうち1試合は相手チームの事情により不戦勝となりましたが、それでも過密日程での連戦となりました。 
アウェイ戦は基本的に試合当日の朝にバス移動し、試合後すぐに帰ってくるという流れです。 
ほとんどの街まで片道5〜6時間かかるため、この移動が疲労の大きな要因にもなっています。 

第17戦(11月13日・ホーム)vs COMARCH CRACOVIA 
1対2 負け 

第18戦(11月15日・アウェイ)vs PODHALE NOWY TARG 
不戦勝 

第19戦(11月17日・アウェイ)vs SOSNOWIEC 
4対5 負け 

第20戦(11月19日・アウェイ)vs SANOK 
4対1 勝ち 

第21戦(11月22日・ホーム)vs UNIA 
5対2 勝ち 

第22戦(11月24日・アウェイ)vs KATOWICE 
4対5 オーバータイム負け 

第23戦(11月26日・ホーム)vs TYCHY 
4対3 オーバータイム勝ち 

第24戦(11月29日・アウェイ)vs Jastrzebie 
1対2 オーバータイム負け 

【個人の成績】 

このラウンドでは、 
2ゴール1アシスト/計3ポイント 
結果としては控えめかもしれませんが、厳しいスケジュールの中で一定のパフォーマンスを出せたことは前向きに捉えています。 

【チームに起きた変化】 

11月17日の試合後、チームでミーティングが行われました。 
その内容はここでは詳しく書けませんが、全員にとって非常に衝撃的で印象深いものでした。 
決してポジティブな話ではありませんでしたが、このミーティング以降、チームの雰囲気や選手たちのプレー姿勢が明らかに変化したと感じています。 
お互いを信頼し合い、全員が「犠牲を払ってでも勝利のためにプレーする」という空気が強くなりました。 
その結果、後半の5試合では3勝2敗(すべて勝ち点獲得)と安定した結果を残すことができました。 
このまとまりが、数字にも表れてきていると思います。 

【勝利の喜びとチームのつながり】 

勝ち試合の後は、チーム全体の雰囲気もとても良くなります。 
特にポーランド人選手たちは、勝利のあとの盛り上がり方が本当にパワフルです。 
ホーム戦では、勝利後すぐに帰る選手は少なく、控室で談笑したり音楽をかけたりして、それぞれがチームの時間を楽しんでいます。 
私も、そうした時間を大切にしながら、できるだけ多くの思い出をつくるようにしています。 
11月19日のアウェイ戦の帰りのバスで誕生日を祝ってもらったのも忘れられない出来事です。 
今回もご一読ありがとうございました!